神代ブレス誕生ストーリー 2/8ページ

数珠のお店に嫁いで・・・

私は関西の生まれで、香川県の金毘羅さんにある豊原念珠堂にお見合いと言う形で嫁いでまいりました。

当時の豊原念珠堂はお数珠の専門店とは呼び難いお土産物屋に近い内容だったのですが、
「お数珠をしっかりと扱ってください。」
「時代がどのように変わっても、人の心に信仰心がある限りこれはとても大事なものだから」

という先代の奥様である姑の遺言を知ってから、豊原念珠堂という名前の通りにお念珠を専門に扱う店としてそこそこに名を知られるくらいには営んでまいりました。

もちろん何の知識も経験もなく嫁いで来た私ですし、
主人は職人気質の人間で、やったことのない商売というものにそれこそ命を削るような思いをしたこともありました。

しかし、この豊原家に嫁いできた、お数珠屋に嫁いできたということは、私にとって非常に重要なものだったと思うのです。

今で言うスピリチュアルなものに対して全く興味も知識もなかった私が、霊的なもの、眼に見えない超宇宙的な力等に興味を持ち、そしてそういったものを学び、接点を持つということはこの豊原家に嫁いでいなければ出来なかったのではないかと思います。